ホームページをご覧いただきありがとうございます。宮城県一円で、お墓のお仕事をさせていただいております、ストーリーインストーン 店長の佐藤です。福島県産深山ふぶき・あだたら御影を使用し、いわき市にあるお母様方の墓所への新たなお墓の建直し工事が完了しました。その際の様子をご紹介いたします^^

【お墓の施工前後のお写真】

 

仙台市にお住いのお客様からのご依頼です。福島県いわき市内の寺院墓地にお母様方のお墓をお持ちで、震災でお墓が壊れてしまっていました。お墓の継承者がおらず、無縁墓になってしまうため、今回、奥様の七回忌を迎えることをきっかけに、ご自身も入ることのできるお墓への建替えをご希望でした。

こちらが施工前のお墓のお写真です。震災により、灯篭の笠石が割れてしまったり、拝石が割れてしまっています。

 

五輪塔の笠も割れ、危険なため外し、土間部分に置いていらっしゃいました。また、台座からずれてしまっていることも分かりました。

 

いわき市内の寺院墓地のお客様のお墓へは、この通路を通っていきます。重機などは入らない、道幅の狭い参道です。

お客様のご希望で、打ち合わせなどのやり取りは、仙台にある当店へご来店いただき、行いました。どのようなお墓にされたいか、お話をお伺いしたところ、ご両親とお客様のふるさとである福島県産の石を使用したいということと、石の国内での加工をご希望でした。そこで、お墓本体には福島県産「深山ふぶき」を、そして納骨室は「あだたら御影」を使用することになりました。

デザイン案やカラー図面などをご覧いただきながらデザインを決定し、いよいよ工事にとりかかります!

 

まずは、現在のお墓の取り外し、解体にかかります。

 

カロート部分も解体していきます。非常にしっかりと作られていたため、かなり苦労して取り壊していきます。参道が狭く、重機も入れられなければ軽トラックなどの横付けもできないため、解体で出た土や石の破片は一輪車で運搬します。

 

解体して更地になった後、新しいお墓のために基礎工事を行います。こちらは床掘した後に砕石を敷き詰め、ランマーという転圧機でしっかりと地固めしているところです。

 

その上に鉄筋を組み、納骨室の土残しの部分を設定し、コンクリートを打つ準備が完了しました。

 

コンクリートが流し込まれました。熟練の職人が、隅々まで丁寧にならしています。

 

コンクリートを養生しているところです。

 

養生期間が終わり、丈夫な基礎コンクリートが完成しました!

 

お墓の据え付けが始まりました。カロート部分を作成しています。ズレやよじれが無いよう、地震に強いお墓になりますよう、L字型の耐震金具でしっかりと留めていきます。右側の矢印部分は、お墓本体とのズレが生じないよう、耐震棒を入れるための穴です。

 

お墓の納骨室が完成し、貼り石も完成しました。お墓の一番下の台座を取り付ける準備をしています。4か所、耐震棒を入れています。

 

阪神淡路大震災後、こういった耐震棒を使用していますが、様々な地震を経験するうちに、棒の太さもどんどんと太くなり、現在はこのような耐震棒を使用しています。

 

耐震棒は1本でも効果はありますが、2本を斜めに向い合せで入れることで、ズレや回転ズレを防ぐことができます。

 

お墓の棹石を乗せる部分にも、このようにしっかりとボンドや耐震棒を設置します。

 

しっかりと固定します。

 

こちらは記念碑です。台座にも耐震棒を設置しています。記念碑は高さが高く、薄型で、固定が甘いと揺れに弱いですので、このような一工夫をすることで、揺れに強くなります。

 

こちらは、お客様より「もともとあったお墓を何とか残したい」という強いご希望をいただきましたので、打ち合わせを行い、もともとのお墓を1サイズ小さく加工し、磨き直して「有縁無縁供養塔」という形で、新しいお墓の右側に、一緒に設置いたしました。

 

お墓が完成しました!

 

仕上がったお墓を見て、お客様に大変お喜びいただきました^^

解体作業から建て直し完了まで、仙台から福島まで伺ってのお仕事でしたので、忘れ物がないかの確認をいつも以上にしっかりと行い、作業に向かっておりました。 お客様が、お母様方のふるさとである「福島県産の石を、国内で加工する」という強いご希望をお持ちでしたので、そのご希望にしっかりとお応えすることができ、お喜びいただけてホッといたしました。