仙台市若林区の寺院墓地でお墓じまい。関東への改葬・お引越し

ホームページをご覧いただきありがとうございます。宮城県一円でお墓のお仕事をさせていただいております、ストーリーインストーン氏家です。仙台市若林区のお寺様墓地にて、関東にお住まいのお客様より、お墓じまい・改葬をご依頼いただきましたので、ご紹介いたします。

 

仙台市若林区寺院墓地 お墓じまい

 

仙台市若林区のお寺様墓地にて、お墓じまいのお手伝いをさせていただきました。お住まいが関東ということで、なかなかお墓参りに来ることができず、いつもお盆くらいしかお参りに来られないことを心苦しく思っておられたそうです。去年からお問い合わせはいただいていたのですが、このたびご自宅の近くの霊園をお求めになったということで、こちらのお墓はお墓じまいをして、ご遺骨をお引越しすることにされたということでした。お客様がこちらにお越しになることは難しかったので、私どもでお墓を確認してお見積りを差し上げ、工事とお引越しをお任せいただけることになりました。

 

こちらがご相談のお墓です。平成9年建立で、20年以上前に建立されたお墓でした。工事の前にお経をあげていただき、手を合わせてお墓じまいのご報告をしました。今回のお墓は、お骨壺ではなく納骨袋に入れて納められていて簡単には取り出せないため、お墓の取り外しを進めてから取り出しとなります。

 

上から順に取り外していきます。棹石を慎重にクレーンで吊り上げています。

 

花立や香炉など細かい部分も取り外し、棹石の下の中台を吊り上げています。順に取り外して搬出していきます。

 

棹石・中台・芝台と取り外していき、最後に拝石を取り外します。周りのお墓に十分注意しながら進めていきます。

 

これでお墓本体をすべて取り外し終え、納骨室内をくまなく確認できる状態になりましたので、内部のご遺骨をきれいに取り出します。今回ご遺骨は、ご郵送させていただきました。新しい納骨袋に入れ替え、厳重に梱包をしてお送りしました。

 

ご遺骨を取り出したら、カロートの内部と周りをきれいにお掃除して、底の土も入れ替えました。

 

カロートの上に御影石の蓋をして、お墓じまいの完了です。工事完了のご連絡とあわせて、ご遺骨の郵送の件をお電話差し上げて、後日施工写真をご郵送いたしました。お客様は、とにかく「安心した」とホッとされたようでした。なかなかお参りに行けないことがずっと心残りだったということでしたが、新しい改葬先はご自宅から20分くらいの距離だそうで、「いつでも行けるから安心しました」と嬉しそうにおっしゃっていたのが印象に残りました。私どもも、長年のご心配が晴れて安心していただくことができて、ホッとしています^^

今回のお客様のように、コロナの影響もあって帰省が難しいけれど、地元のお墓のことが気になって・・・とお困りの方はたくさんいらっしゃるようで、同じように県外にお住まいの方からお墓の工事や修理に関するご相談をいただくことは、ここ最近増えたように感じます。工事に限らず、「かわりにお墓参りに入ってもらえませんか?」というお参りの代行やお墓の確認などのお問い合わせもいただいています。離れて暮らしていてお参りになかなか行けないので心配で・・・というお悩みは、それだけお墓を大切に思われている証拠です。心配なこと、悩まれていることなど、小さなことでも構いませんので、どうぞご相談ください。少しでも安心していただけるよう、心を込めてお手伝いをさせていただきます。