名取市墓地公園にて、花の立体彫刻が素敵な洋型のお墓が完成しました。
ホームページをご覧いただきありがとうございます。宮城県一円で、お墓のお仕事をさせていただいております、ストーリーインストーン 店長の佐藤です^^ 完成したばかりの名取市営 名取市墓地公園にて、花の立体彫刻が素敵な洋型のお墓が完成しましたので、ご紹介いたします。
【完成したお墓のお写真】
今回のお客様は、いわゆる「お墓らしいお墓」というイメージではないものを作りたいとお考えで、インターネットなどでお店を探しておられたそうです。そんな中、他店にはないデザインのお墓がたくさん紹介されている弊社のホームページをご覧になって、ここならば!ということで、名取市の方からお車で1時間半ほどかけてわざわざご来店くださいました。ご主人様のお墓を建てたいとご希望の奥様でした。
一番のご要望は、昔からのお墓のイメージとは違うお墓にしたい ということでした。お話をうかがいながら、デザイン集でお写真をたくさん見ていただいたり、展示場にあるお墓を実際に見ていただいたりして、最終的には展示場にあったお墓のデザインをアレンジした、洋風のお墓を作ることになりました。
石種は、ご夫婦お二人がお好きなピンク色を取り入れたいということで、外柵はピンク色の御影石、本体はアメリカ産の「ソールズベリー」というピンク色の石を使用いたしました。淡いピンク色の石肌に、緑色の模様が入っているのが特徴で、洋型墓石やデザイン墓石に使用されることが多い石材です。
※「ソールズベリー」についてはこちらの記事もご参考ください↓
「ソールズベリー」に関する記事
それでは、工事に入ります!
基礎工事の様子です。墓地を掘り下げて転圧し、コンクリートを打つために鉄筋を20センチ間隔で組んでいるところです。
コンクリートを流し込んだところです。一枚ものの頑丈なベタ基礎です。手前の大きな木枠は、お墓手前のお参り部分で、入り口をできるだけフラットにするためにこの部分の基礎を他より少し低くする必要があるので、木枠を設けています。
コンクリートが固まり基礎部分が完成しました。奥の四角い穴は、ご遺骨を土に返すことができる納骨室内の土残しの部分です。その左右の丸い穴は水抜きの穴です。
外柵を組んでいます。右後方の石と石の継ぎ目です。耐震ボンドで接着して、さらにこのように耐震金具でしっかりと補強いたします。
法名碑の台座です。この上に法名碑を設置するのですが、このように台座に少しくぼみをつけて固定できるようにして、さらにたっぷりと耐震ボンドを使用して固定しています。
カロートの底には、このようにきれいな土を敷いています。ご納骨の際は、お寺様から特別にご指示がある場合を除いて、お骨壷からさらしの袋に入れ替えてこちらにきれいに並べてご納骨いたします。
その上に、お墓の台座部分を設置する準備をしています。見えない部分ですが、ここも耐震ボンドを使用してしっかりと据え付けます。
台座部分を据え付けて、この上に棹石を据えつけます。ステンレス製の耐震棒2本と、耐震ボンドでしっかりと固定し、万一の地震の際などにも石がズレることを防ぎます。台座の下についているテープは、このあと目地を入れるための養生のテープです。
完成しました! ピンク色が優しい印象を与える素敵なお墓に仕上がりました。
「ありがとう」という言葉は、こちらにお休みになられるご主人様へのお気持ちが込められています。それだけでなく、お参りに来てくださった方への感謝も込められているという、お施主様のあたたかいお気持ちを感じる言葉です。
その周りに彫刻されているのは一輪草(イチリンソウ)です。「追憶」「深い思い」という花言葉があります。この彫刻は「ファントーニ」というアメリカの世界最高峰の彫刻で、一般彫刻とは違う立体的な仕上がりや、細やかな模様を表現することができます。
また、乗馬がお好きだったご主人様のため、馬の彫刻を施しました。手前のベンチはゆったりとした広さがありますので、お参りの際はみなさまでゆっくりとご主人様を偲んでいただけることと思います。
お客様は大変喜んでくださり、ご要望通りのピンク色が優しく素敵なお墓で、「主人らしいお墓ができました!」とおっしゃってくださいました。
お墓作りのお手伝いをさせていただく際、亡くなられた方への皆様のお気持ちはもちろんいつも感じることではありますが、今回は特に、若くして亡くなられたご主人様への強く深いお気持ちを感じておりました。そうした深いお気持ちをお持ちのお客様に、「ここなら理想のお墓を作ることができるのでは?」とご相談いただけたのは大変うれしく、ありがたいことです。わざわざお越しくださったお客様のご期待に沿うことができ、喜んでいただけて本当によかったと思います。
今後も何かお困りのことなどございましたら、お気軽にお声かけいただけましたら幸いです。